過剰摂取

しじみと日本の歴史

貝塚は昔の人がゴミ捨て場として利用していた場所です。
貝殻や動物の骨などがたくさん発見されていますが、この中にはしじみの貝殻も含まれています。
貝塚から推測すると縄文時代から、しじみを食べていた事がわかります。
万葉集には四時美という言葉が出てくる事から、かなり古くから食用として用いられていたようです。

しじみにはオルニチンが豊富にふくまれ、オルニチンが肝機能をサポートする事もよく知られていますが、昔の人はどう思っていたのでしょうか。
江戸時代に、蜆売りが黄色い顔をしていた人に高くしじみを売りつけるという内容の川柳があった事が確認されている事から、黄色い顔が黄疸であり、肝臓に良いという事を既に知っていた可能性が高いと言われています。

昔は今よりも漁獲量は多く、昭和45年には最高で5万5千トンもの漁獲量が記録されています。
しじみは漁をしやすく、潮干狩り感覚でされでも漁ができた事から長い間乱獲されてきました。
平成20年には漁獲量が1万トン以下になっている事を見ても、激減しているのがわかります。

現在は漁業組合に漁業権を与えているので、乱獲される事もなく、しじみを守り育てる動きが活発になっています。
しじみが漁れる河口や湖、沼ではうなぎや鮎、川エビやヤマメなども漁れますが、内水面漁業ではしじみが40パーセント強の割合を占めています。

しじみの種類の中で、琵琶湖だけに生息するセタシジミがあります。
セタシジミも縄文時代から食され、肝臓の薬として使われていた記録が残っています。
今では琵琶湖でしか漁れなくなっており数も激減していますが、昔は全国に出荷され、毎日完売するほどの人気だったようです。

こうして見るとしじみの歴史は意外に古く、昔から肝臓に良いという事を理解した上で食されていた事がわかります。
昔よりも漁獲量は激減していますが、スーパーに行けば手軽に入手できますから、健康維持や美容の為にオルニチンを積極的に取り入れていきましょう。